プライム。

残念なことに、技術の進歩した2000年代であっても、世界的に見れば年に数件の民間機航空事故がおきている。もちろん、死者が出る件も含めてだ。
事故後は無論それらを踏まえて、事故の調査・新システム新技術の投入など、二度と起こさぬように企業努力をしているわけで。
無責任なことを言えば、現代の不景気において、さまざまなコスト・人件費などを削減しなければならない状況では、年間事故件数をゼロに出来るとは考えづらい。元々他の交通機関と違い、ある種の『贅沢』ではある。CAがいて、機内食やテレビなど『サービス』が強い一面を持つ。しかし、航空業界においても様々な企業がある以上競争をしなければならない。サービスを扱うのが人間である以上、どれだけ労を尽くしてもミスを犯してしまうことはあるのだ。そのミスを無くすために、万全の体制にするためにたくさんの労働者がいる。本来そうであるのだが、競争する以上そこを削ることになることもあるだろう。その上でサービスも向上させなければならない。一人当たりの負担が増えれば、ミスを見逃すことに至る。ミスがミスを呼ぶ。
・・・単独機ではなく衝突事故などもあり、これもまた人災ではある。
鉄道、船舶、飛行機などは、個人所有の自動車類とは違い、インフラの要素を持つ。価格の安さ、サービスの良さ、コストなどを求めるあまり、企業はインフラ要素を忘れないで欲しいと思う(まあ元々国鉄だったり日本航空だったりで国営企業だったんですがね)