ジーオーオーディー。

「若者のテレビ離れが進んでいるとか視聴率が低下する一方というが、あくまでもそれは能動的に見た意見で、もっと受動的に見られても良いと思う」
「良いコンテンツがないとか、ネットの存在など言われているがそうではない、と。実は、ゴールデンタイムテレビを見る場所にいない、テレビを見る人間の絶対数が少ないのが原因ではないかと、そんな側面から見てみたい」
「現代人の生活様式の変化が多大な影響を与えているのはいうまでも無い。残業当然がまかり通る風潮、十時以降どころか二十四時間、年中無休で営業している飲食店、ネットカフェ、カラオケ店。二十四時間稼動する工場。ゴールデンタイムに家にいられない、もしくはいる必要が無くなったから、視聴者の絶対数が減ったのではないか」
「視聴者層がご老体や女性が多い、だけでは済まないくらい視聴率は落ちている。それはこれまでテレビの前に座っていた人が外に出ているから。男性、若者に限らず、深夜に出歩く人は増えた」
「視聴率が下がり、スポンサーが離れ、輪をかけるようにコンテンツ内容が悪くなり、更に視聴率が下がる。堂々巡りだ」
「テレビは、その影響力を以って、前述のことをネガキャンすればいいのにと思う。視聴者をテレビの前に置くこと。そうすれば日本人というのは自然とテレビを見るものなのに」
byポルト玄蔵氏著ネットコラム『客寄せ』より抜粋


昔のドラマが最高視聴率三十、四十パーセントを超えられたのは、人自体がいたのも確かにあったのかなーとおもう。今の人(特に子供かな)はテレビが次の日の会話の内容にならないのだと思うし、俳優芸人アーティスト一人とっても『誰それ?』と成りかねない。
加えて思ったのは、昔は視聴者の絶対数がいたから、マイノリティな詭弁なクレームとかも無視できたし、だから無茶な内容の番組も作れたのじゃないかなと。でも視聴者が減って、割合的に100:1だった意見が、50:1になって大きく見えるんじゃないのかなと。これじゃデジタル化しても意味が無いんじゃないかと。
あと、ポルト氏曰く、携帯電話のワンセグはあまり意味が無いという。確かに、意外とファミレスとか電車の中で見てる人って少ないかな。その辺りはマナーのよさなのだと思うけど。