比べることに意味は無い。

のだけれど、ちょっとやってみたい、ネギま月姫の吸血鬼定義。つかネギま分析になるかも。


月姫において吸血鬼、特に真祖は世界が生み出した一からの吸血鬼であって、ネギまにおける真祖の定義はよく分からない。月姫的に言えばエヴァンジェリンは吸血鬼に血を吸われたので死徒なんだが、ここでネギま三巻まで戻ると『失われた秘伝で自らを吸血鬼化した元人間』でということ。しかもそちらを真祖と呼ぶ。ということは、先週号を詳しく読んでないのでわからないけど、吸血鬼に血を吸われて吸血鬼になったのは真祖じゃないと思うのだがそこんところどうだろう。
ここで仮定する。

  • ネギが言っていた真祖の定義が間違っている。

可能性としては高いかも。十年と生きていないボーヤだから(笑)。だから正しい定義が吸血鬼にやられた人間であるのかも。

これは無いような・・・。仮にも六百年生きているから知識は豊富だろうし(もちろんその知識が間違ってなければの話)。ただそれだけ生きていれば魔法(月姫的には魔術)を鍛えるのには充分すぎるし、最終的に『真祖レヴェル』の実力を持っているから『真祖』と呼んでもおかしくないのかも。これだと多少確率は上がる。(ネギま世界における魔法はなんとも不確定で、修行で夕映も魔法を使えるようになっている。これは世界の百人に一人はいる魔法使いとしての才能なのか、世界的に誰でも使えるようになるのかはいまだ不明。月姫では一応後者)

  • 『失われた秘伝』そのものが『吸血鬼に血を吸われる事』

これは更に可能性低い。というより、元の吸血鬼の存在意義が無いだろ(笑)。そこで更に一つ。エヴァが『ハイ・デイライトウォーカー』と呼ばれ日光の下でも活動できるようになっているがこれは先天的か後天的か。ニンニクは嫌いだが、流れる水も鏡もおそらく大丈夫っぽい(これまで水のある場所で行動出来てるし)。一般的に吸血鬼といえるのはそういうのが苦手(月姫的には死徒と呼ばれるタイプ)。その考えの下で行けば、まあ真祖と呼べなくも無い。それらを克服してきたのであれば後天的。

  • 元人間であった吸血鬼が真祖。

これはまんま抜粋文章なんですが(笑)。人間の要素を持ち合わせているから吸血鬼の苦手とする鏡や十字架は克服できる。これが先天的な意味。ただこれが支持されちゃうと、三つ目の定義の表題も支持することになる。それと合わせると『失われた秘伝、すなわち純粋な(ここでは真祖以外の)吸血鬼に人間が血を吸われることで真祖になりうる』ってことになる。月姫世界を味わうと本末転倒って感じ。純正吸血鬼よりもより汎用性に富む人間+吸血鬼の力のほうが強いって皮肉だ。
ちなみにエヴァに吸血衝動があるかは微妙。好き好んで飲んでる感じはしない(ネギは除くが)。そう考えると魔力キープのために飲んでいるようだ(血を飲まないと魔力が保てないのかと言ったら本当に微妙。器は大きくても回復量が追いつかないだけか)。ちなみに月姫と同じで、満月の夜は無敵モード。魔力封印されて非満月時でもあれだけのパワーを持ちいれられるんだからやはりエヴァの実力は真祖の名に恥じないんだろう。ただし肉体面は満月時以外は普通の女の子と変わらない。そこらへんが汎用性の高い人間の能力を共に所持しているが故の等価交換なのだろう。


とまあ語ってきましたが、真祖以前に吸血鬼そのものの定義が成されていないから本当に意味が無かったり。そんなオチ。