魔法先生ネギま第37巻。

前回の感想記事に繋がるような伏線回収はありませんでした。
さて、俄かに沸き立っているのが(この感想書いている時点から)ラストまで残り三話、単行本も次で最終巻ということです。
ネットでもさまざまな憶測が流れていて、?投げっぱなしジャーマンで終わる、?続編が始まる、?残り三話が増ページで伏線も回収しきるといった感じ。?は個人的な憶測ですが(笑)


?投げっぱなし
編集もしくは赤松先生自身が、「もうこの辺りで終わりにしよう」ということで終わる説。お世辞にもネギまは鮮度が良い作品ではありません。映画やOVAこそ出ていますが、例えばハルヒけいおんといった類の作品に話題性ではどうしても負けてしまいます。ハピマテのころの瞬間風速は記憶にある人も多いと思いますが、あれですらちょうど七年前ですからね。編集部か赤松先生が作品としての限界を見て終了させよう、と考えている可能性はあると思います。
順番変えて?
?のパターンですと打ち切り風味でもやめた方がいい、ここいらが潮時と読んでのことで、分析が好きな赤松先生ならありえる話です。一方で、自己最長の長期連載になった作品をうまいこと演出したい、と考えるかもしれません(妄想)。ここ数ヶ月休載が目立ったのは増ページで対応して読み応えを重視し、感動のフィナーレを迎える形。ただし否定材料はあります。37巻終了時点で345話、最終巻は355まで。37巻は十話掲載。ということは単行本収録ページ数は変わらない可能性も。あくまでイメージですが、講談社コミックは最終巻までのページ調整をせずに、単行本が分厚くなるということは見受けられないように思います。ラブひなは逆に、最後数話を増ページ(一話が通常の倍)して最終巻刊行に至っています。
?続編
マガジン作品は続編として以前の作品が持ち出されることがそれなりにあります。GTOやつい最近でゴッドハンド輝など。GTOは多少間が空きましたが、そういったパターンは多いのです。ただし、続編として作られる場合だとそのまま週刊、後日談だと別マガ、マガジンZ月マガ移行の可能性も。スクランは似た境遇かもしれません。アニメ化は数度に渡り、微妙な消化不良を続編で解消。このルートを辿ることもあるかもしれません。


この休載期間が何に使われているか敢えて推測するなら、ラブひなのようなパーフェクトガイドブックを校了しているのかもしれません。もちろんこれまでにキャラクターブックは発売されていますが、諸所のデータは変わっているでしょうし、新キャラや細かいモブキャラまで手を加えたらとんでもない量になりますね。
伏線オール回収とまではいかなくても、それなりに風呂敷をたたんで欲しいものです。