会いたいから、恋しくて。

小説版ストロベリーパニック読了!(今更過ぎる!)
いわゆる積んでたって感じでもなくはないのですが、第三巻発売なんて三、四年前の話だからそれ以来で半分くらいまでは読んでたんだけど、奈須きのこ作品とかがずっと枕元にあって、そればっか読んでた。
内容ややネタバレとすれば、アニメ版と違い、ボリュームアップ+新キャラ+駆け足気味のラスト、って感じ・・・というかエピローグをもうちょっと長く取っても良かった感じ・・・というか、キャラ設定がそれなりにちゃんとしてたんだから、外伝的な話も作れたんじゃないのかなーって感じ(追記:実際書かれてはいたらしいが出版されていないらしい)。


ゼロ年代百合作品黎明期を支えた作品としては、ちょっと扱いが良くない気がするんだよねストパニ。(アニメ版に限って見ますが)マリみて神無月の巫女と並んで、礎を作った作品だとは思う。いわゆる純粋な百合に傾倒したマリみて、同性愛と呼べるくらいオーバーにした神無月の巫女、その二つをあわせてより萌え方面にシフトさせたストパニ
マリみては元からノベルが主体でメディアミックス向けではなかったが、結局実写映画までする化物作品になったし、神無月の巫女はいち百合作品として通るべき道みたいな扱いだし。
ストパニはメディアミックス作品として出たんだけど、初出からまず方向性が定まらず(純粋な百合作品ですらなかった)、イラストレーターが変更され、アニメ版ではキャスティングも変更され(コレだけはある意味いい方向に動いた)、ゲームではさらに原画家が変わり(たくみなむち先生が描けなかっただけかも知れませんが)、さらに設定も変わり(アニメ・ノベル両方にあったエトワール制廃止)、漫画版も打ち切り。
漫画版は・・・まあ確かに最後までやったら巻数もかなり重なっただろうからなあ。今でこそマンが掲載量増えているG'sマガジンですが、当時はそうでなかったことを考えると編集部は切りたかったのかなあ。たくみなむち先生との関係が粗悪になったんじゃとか邪推したなあ。
・・・とまあ思うところいろいろありますが、アニメ版に関しては内容、キャスティング、話題性、どれも良かったと思うわけですよ。百合作品を見るならまずは今回上げた三作品は押さえとけって感じですな。


さて乃木坂春香の秘密(小説版第一巻)も読まなきゃな・・・(自分でも「あれ?持ってたような持ってなかったような」と漫画版が出てから気づいたくらい)