恋する何たら。

「ネットにおける実名匿名というのは、本来簡単に考えられる問題だと思うんです。正直実名をさらして意見を述べたり投稿するというのは、その時点で匿名者と同じステージに立っていないんです。様々な立場であったり、境遇であったり、その人を形作る要因が意見を重くする。例えば沖縄の基地問題を、沖縄以外の人間が語っても重さや説得力が無いんです。逆に、沖縄県出身の著名な人が、ネットで意見を述べればそれは大変な反響を起こす」
「匿名の意見は常にそういう状況なのです。バックグラウンドが明かされていないから意見や情報の重要性が判別できない。『情報』ならばユーザーが共有することで信憑性は高まりますが、『意見』というのは本当に右から左に流されるような軽いものなのです」
byガオグライ・ワンカップミノルタ氏著『シンプルな力』


ネットにおける誹謗や中傷というのは、見えないから軽い。気にしないほうが良いとのこと。というよりどれだけの人が誹謗中傷しているのかなんて『わからない』わけです。どれだけの人間がネットをしているかも『わからない』。わからないものにおびえても仕方ないですね。