しかして老害。

ぶっちゃけた話、今自分の住むところは合併で大揉めしています。そしてぶっちゃけた話、若い子はたぶんそこまで興味ない。政治とか人の暮らしに興味のある自分でも、当事者になると意外と冷めた目というか、若い人は冷静に判断できていそうな気がします。決して人口の多い町ではなく、まあそれで対等合併吸収合併だとかもいっこ上の議員数が減るとか、既得権益だとかとにもかくにも意見の応酬でまあありがちといえばありがち。もともとややこしい町で、行政管轄と商業圏が合併先によって別だったり市外局番が別だったり、そらややこしくなるの予想できるがなって感じ。合併先に友人はいますが、言うまでも無く『どーすんの?』と言われます。周りからしたらそんなもんです。
本当にぶっちゃけた話、都道府県単位かそれ以下で考えても、今後日本の財政が正常・健常化するとは思うわけない。流石にあんだけ債券発行して、しかも年金やら教育やら雇用やら、何十年かけて取り組まなきゃいけない問題が山積しているのに、これから日本の財政が良くなるなんて考えられない。
妄想の理想の話になります。地方行政は基本的に、歳入した予算は、すべて歳出しないと国からの補助が減らされます。でも歳出分には言うまでも無く不必要な要綱があり、『これ必要ないんじゃね?』っていう道路工事とか補修とか、不当な物品購入に当てられることもあるわけです。でもまあこれは、橋下大阪知事ぽく言えば『民間はそんなことしませんよ!』みたいな感じで、少なくとも余った歳入分は、例えば行政に見るなら、市民に手当を出すとか、必要な物品の購入とか、翌年繰越でもいいわけですよ。でもそんなことはやらない。『決算』で財政の健全度を決めるわけじゃないですからね。とか言いつつ追加債権とか出したりして、結局赤字みたいな。
まあ考え方も昔とだいぶ違うというか元々こうだったというか、『国に税金を出してやってる』という意識?ただね、税金を払わなくてもいいけど、代わりに何か事件がおきても警察は助けないし、火事が起きても自分で消さなきゃいけないし、自分の家の前がでこぼこ道なら自分で補修しなきゃいけないし、医者に行ったら保険効かないから全額だし、老後のために貯蓄は必要だし。税金っていうのはある意味『責任をお金の対価で譲渡している』わけで。
こんな言葉を思い出す。
『国があなたのために何ができるかではなく、あなたが国のために何ができるか、問いかけてください。』byアメリカ第35代大統領 ジョン・F・ケネディ


下の画像は小さいですが、だいぶ前に携帯で撮ったもの。何だか心惹かれたので撮ってみた・・・サイズ大きくすれば良かった・・・ちなみに山あいの風景が、水を引いたばかりの田んぼに移りこんだ絵です。こういうの見ると、日本の風景って洗練されたものだなと思うわけですよ。