諦めたらオマリー。

懐かしい話。
今思えば・・・ネットも大して普及していなかった時代に初代ポケモンにて『レベル100にする裏技』がよう広まったと思う。あの頃は、大技林(広技苑だっけ?)という現在のガンガンのように人を撲殺できる本はあった。しかしあれはあくまで『確実に』出来る裏技であり、レベル100のような不確定要素いっぱいの(バグったりする)裏技は載っていなかったわけだ。
最近やっているDQ5なんかも、隠しダンジョンの存在だって今では当然のように語られているが、ネット版広技苑ではちゃんと紹介されている。広技苑では攻略の道筋に近いことも描かれていた。それくらい当時は、攻略本とこれら裏技本の存在は大きかった。
なのだが、DQ5でいうところの『ひとしこのみ』や、ポケモンの件の技は書いていない。まあポケモンのほうはかなりバグ技の匂いがするし、『ひとしこのみ』なんて説明されなければ普通は出来ない。
詳しくは無いが、おそらく現在主流のCD、DVDメディアのほうがこうした不用意なバグに関しては堅牢なのだと思う(それだけ情報としての形式が固定されていて、コピーはしやすくなっているのだが)。昔はカセットロムである。半差しバグなんかもあるし(有名なのは007のゲッダンとか)、システムの構造上の問題として起こるバグや裏技もある。これらはデータが壊れる恐れがあるものの、子供心には可笑しいものなのである。何とかして攻略しようという子供心もあるだろうが・・・。
今でこそネットがあれば攻略本は必要ないといっても過言ではなく、まあそれにより起こる問題もあるのだが、こうしたバグ技などがネットなど使わずとも人々を介して伝えられるというその強さは、見直してもいいのかなと思う。