しかもつやつや。

「今の恋愛小説、そこから派生する映画にはしょっちゅう人が死ぬことによる『悲恋』が描かれているが、どれだけ恋の字が書かれていても悲しい話には間違いなく、しかも半端に愛ではなく恋であるため、同情を誘っているようにしか見えない」
「こと女性がこのような話が好きだが、今の女性はこうしたテンプレ化されたことが好きだと、世の男子が勘違いしてもおかしくないくらいだ」
「いずれにせよ、このような人の『死』を安易に描く、いや、安易にしか描けないのが問題で、戦争映画で人が死ぬのとは意味合いが違う」
byポルト玄造氏著『いつ来ても伽藍繁盛』より抜粋