世の中で研ぐ爪。

ポルト玄蔵氏著『ニート・ノット・トゥ・ノウ』


『住民税が年間どれだけ払う必要があるか知っているのか。携帯電話を契約している人は、たとえ最安プランでもどれだけ毎月か掛かるか知っているのか。ネットに興じている人間は、室内にいることでどれだけ余計に電気代が掛かっていることを知っているのか。そして、家計の管理はどれだけ難しいものか知っているのか。
わかっている人間はニートでいることを選択しない。そのほんのわずか数千円でも親に納めれば、どれだけ家計が楽になるか。発泡酒第三のビールしか飲めない親に、月一回でもちゃんとしたビールを飲ませることができるか。
ニートは、社会的負担としては微々たる物だが、家計的負担においては重くのしかかる。それを知っていれば、アルバイトの一つくらい始められるはずだ』