恋してる瞬間きっとあなたも感じてる。

先週のが単行本で修正されなかったら『美柑規制』と間違いなく呼ばれるだろうと思う。


美柑がなぜ魅力的なのかを語らせていただきたい。
1.メーンヒロインではない
概して、とまで言えるかはわかりませんが名作には名サブキャラがいます。ToLoveる(以下とらぶる)には狂言回しの役目を持ったキャラがおらず、しかしその中で最もそれに近いのは美柑です。主人公であるリトを見守るキャラ、トラブルの中心から離れているキャラなのです。なのでエッチなシーンは面子の中で最も少なく、かつそれが出たときの価値を大いに押し上げるのです。
2.妹キャラ
(一応は)義理ではなく、実の妹としてリトとの関係にあり、仲は比較的良好。ありがちなお兄ちゃん大好きっ子ではないことは業界的には珍しいでしょう。
3.家事をこなせる
小学生でありながら結城家の家計を担っているなんてのはそうできるものではありません。まあ結城家は父親が人気漫画家、母親は海外を飛ぶファッションデザイナーなので金銭的には困らなさそうですが。
4.大人びている
オサレな小学生だと思っていましたが、母親の職種を考えたら自動的に結城家に渡ってオサレになります。性格も、どれくらい前から結城家の家事を担っているかわかりませんが、そのようなことをこなしているのであれば、大人にならなければいけないのかもしれません。こなしたから大人になったのではなく、こなすために大人になったという表現でしょうか。


それらを兼ね備えているのが彼女の魅力を生み出しているのです。
この四つを兼ね備えたキャラはそうはいないはず(というか覚えがまったく無い)。条件的には、2と3があるときは1が該当しなかったり、1があるときは4が無かったり。物語を作る時において重複しがたいことが偶然重なったことにより生み出された神(矢吹先生と長谷見氏)による芸術・・・(イヴは矢吹先生がと黒猫が生み出した芸術)
追記:
リトに対して、例えばパンツを見られたり裸を見られたりの反応から、恥ずかしさよりはそういうはしたないことそのものに対して怒る場面の方が多いように思えます。む、貞操観念が意外にあるとかさらにポイント上がるじゃないですか。