永遠の花。

というわけで、藍より青しも最終巻。これでやっとがぁ〜つ、エルフェンに次いで何だか買い続けているから買わなきゃならないんじゃないかという義務感に襲われる漫画(長)もようやく一区切り。うん、何だかこの作品にはラブひなと同じように編集側の意見で伸ばされたんじゃないかっていう気がくさいね。頑張れば十巻ちょいで終わると思うのだがいかがなものか。がぁ〜つ八巻、エルフェン十二巻、藍青十七巻全部一気に売ったらどんなもんになるでしょう。

  • 桜舞散る中に忘れた記憶と君の声が戻ってくる。

DCSSがもう何だか、切ないというか、昔風の世界に対して微妙な吐き気すら催すような感覚でありました。何の違和感も無く日々が過ぎていくかと思いきや、魔法でも記憶まで捻じ曲げられることは無かったようで、そこから想いがあふれ出していくわけです。それにしてもさくらの「みんなの思いが一度に叶うことは無い。その裏では悲しいことが起きている」「君の番が来るまで、永遠に」「音夢ちゃんだからみんな納得したんだ。自分が恋人じゃなくても好きでいることが出来た」なんていうのは結構揺さぶりましたな、アイシアを。まあ元にあるものを無理やり捻じ曲げようとすると必ずその影響が出るというか、世の中にはそういうことは多々あるものです。自らの想いをみんなの願いと重ねてしまったという感じが伺えます。集団無意識との勘違い。少女の純粋な思いゆえに引き起こしてしまった悲劇。多分次は最終回でしょうが、まあどんなEDでも驚かないつもりです。それにしても、初回の雨とラス前の雨とはまさに「ダ・カーポ」をあらわしておりますなあ。
しかし「何かの犠牲無しに何も得ることは出来ない」とは。さくらは海の向こうで錬金術でも学んだのでしょうか(笑)