消して、リライトして。

ネギま十一巻を読み返して気付いたことがある。時間跳躍をして、このかとニアミスしているのではないかと。
何かとこのタイムマシンは疑問があり、一日目中夜祭でクラスメイトがネギに感謝の言葉を述べているが、物語先攻中のネギはこの事実を知らない。十巻でカモ君が「次の俺達に任せよう」と言っている。この場合、『のどかとデート→(時間跳躍)→龍宮とパトロール→格闘大会→中夜祭→(時間跳躍)→手伝いや生徒たちを回る』に至っているが、手伝いをしていたことを小太郎は中夜祭の時点で知らず、このかものどかのデートの時にはタイムマシンの存在を知らない。このかが午後四時前後にネギのデートの準備をして、おそらくはそれ以前にネギには会っていないのだが、中夜祭での時間跳躍後の午後二時にネギこのかと会っている。
脈絡がなくなってしまったが、言いたいことは、この時間跳躍は単純な事実の塗り替えではなく、時間跳躍した部分の事実がその時間の間の分影響していることである。だから十一巻を見たときに中夜祭でネギは何かと文句をつけられるんじゃないかと(笑)ビクビク思っていたのだが実際は違っていた。で、何故ニアミスなのかというと、占いに行ったネギたちがあったこのかはタイムマシンを知っていないこのかなのだろうということ。タイムマシンは時間跳躍したものだけを事実として残しているわけでそのときにパトロールに移ったこのかが、同時間軸でパトロールをしてたかというと何だか矛盾している気が。かと言って占いをしているこのかが時間跳躍したこのかとは考えにくい(そのときにパトロールをしているかもしれないから)。
二回目のタイムマシンののちパトロールをしたのにもかかわらず、高音・D・グッドマンには直後のように見えたということは高音本人には事実を塗り替えられた様子が見られない。


タイムマシンは察するに、時間跳躍した時点で先行者(ネギ他タイムマシンをその時点で体験した人)以外のデータはセーブされていて、ネギだけが続きをやっている、そんなテレビゲームみたいなものだ。だけれども時間跳躍で数時間前をロードしてもストーリーはまた別に存在して本当のシナリオはどこかに行ってしまうという矛盾も秘めている。でも先行者以外の人にしてみれば、それを上書き保存されるのは困るというものだから、次々にセーブデータが生まれている。(書きかけ