「今回の韓流に関する一連の騒動はネットでのみ飛躍したものではない。そこにあるのは『日本人の流行に対する認識』がマスコミや広告会社とずれたことで起こったのだ」
「日本人にはここ十年に限らず『ブームは来て、そして去るもの』という認識がある。たまごっちやらお笑い芸人やら来ては去るものばかり。でが韓流がブームとずっと報道しているということは、これだけ長く続くのはブームなのか?ブームと呼んでいいのだろうか?という考えにシフトする。韓流=流行という考えに疑問を持ってしまうのだ」
「もちろんこの騒動には、不況によって広告を出しても売れない、ネットの進歩、番組も視聴率が取れない、制作費削減で韓国モノを流した方が安上がり、などさまざまな問題を抱えていたから起きたのである」
「地デジ化したこのタイミングで起こったのも、テレビとネットの決定的分別を示したのかもしれない」
ポルト玄蔵氏コラム「人の奥」より抜粋