ビバリーヒルズ。

子供に対して常識を逸脱した名前をつけてはいけないという。だが、創作物ではこんな名前ありかよ?というものもある。
なぜ変な名前をつけてはならないのかを良く考えて欲しい。
かつて、ドラえもんの作者である不二子F藤夫先生は、ジャイ子の本名を明かさなかった。それによっていじめられる子が出ることを危惧したからだ。おそらく、もし本名を明かしていたら、出版社へのクレームは必死だろう。それを避ける意もあったのだと思う。
このような、創作物と現実との交差を考慮すると、創作物において現実的な名前をつけるのは難しいのである。創作物の中には、タブーであったり犯罪行為であったり、さまざまな人の負の面を表現することが多々あるのだ。ゆえに、『登場人物と同名』というのは現実において様々な影響を与えてしまうのである。
仮に『正義』を冠するヒーローキャラ・ヒロインキャラの名前でも、それを嫌う人間は世の中にいるのである。逆にダークヒーローが好きな人だっている。
どうしても逸脱した名前をつけたいならつければいい。ただし、その子供が世間に出て負う様々なデメリットや、中傷などを『全て死ぬまで』守りきれないのであれば、やめていただきたい。
byポルト玄蔵氏著『生き方生き方』より抜粋