太陽と待ち合わせ。

さすがに5ゲームもボウリングやると腕が張ってる・・・。


中の人的に前情報はあったのですがまあまだ言われてたよりは・・・Toloveる・・・。


美柑のそのポテンシャルに気づけ。そして語らせてください。


二十一世紀に入り、いわゆる『萌え』としてのキャラクタライズの中に『妹』はいうまでも無く存在するようになった。兄を想う妹、義理だけど妹として接しざるを得ない兄と異性として見る妹からのダブルビューワー、等々、その方面の作品であれば必要ある無しにかかわらず表現されることは多い。それを我々受け手が望んでいることも確かであり、妄想による補完も含めればきりが無い。
そんな中、美柑は現れた。
読者の中にも初め二、三巻の合間に、物語におけるリト周辺の恋愛関係にもしかしたら組み込まれるのでは、と妄想を深めた方もいるかもしれない。だが物語が進むに連れ、登場人物の増加や関係の複雑化、基本的に学校にて物語が動くなどの制約があり、かつ血縁関係である美柑はそれこそ、『いち妹』としての認識を読者に与えた。
ゆえに、彼女がリトを気にする一挙手一投足は『家族として』接するところであり、それは『家族愛』であることを認識せざるを得ない。
本作は『三角関係』が一種テーマであり、『家族愛』はスポット参戦してるに過ぎない。だがそれはより魅力を引き出すことに繋がる。
不機嫌になった時や、金色の闇と仲良くなろうとするくだりなどは、『本当はちょっぴり寂しい』という心情をとみに表している。漫画ではこのようなサブストーリーのように一人のキャラに焦点を当てる話で、よりキャラの魅力を引き出す効果があり、しかしこれは唯やルン、沙姫とは違い、恋愛関係の周囲にはいないためToloveる本筋とは一つ違った味が出る。それが出来るのは美柑だけである。
本筋には基本的に係わらず(そのため美柑に起こるトラブルは少なくなる。ゆえに供給不足が生まれている)、それでいて家事もこなせて、気遣いも出来て、本当は寂しがりや(いわゆる『ギャップ萌え』に繋がる)。
一言では言い表せない。元気、お淑やか、ツンデレ、クーデレなどいろいろ言葉がある。一番近くて『小悪魔的』だが、最近の掲載を見ればそうとも形容しがたい。
一つ完成した『妹』としての美柑の価値は未だに比較できるもの無し。


あくまで美柑が『本当は大きな大人に大人気』という前提で話しているのであしからず。