奈須きのこ氏の作品風な感じだよね。

以下、杉内舞汰氏の文章より。
ロリコンを自覚できている人間は、基本的に犯罪を犯さない。いや、犯せない。通常の人間的成長における『罪の意識』が同様に生まれるからだ。想像力を持ち合わせる彼らには、こうすればこうなるという想像が出来、それが犯罪であれば自らを抑制することが出来る」
「裏を返せば、自覚できていない人間は危険である。自覚は抑制と同義。抑制できないから、自分の考えに疑問を持つこともないし、重大犯罪は本当にひどいところまでいってしまう。自身がロリコンだと自覚できる人間は、破滅を迎えないのだ」
「大抵の人間は自身がロリコンであることを自覚できる。自覚出来る人間は抑制できるが、残念ながら抑制できる人間が自身がロリコンであることを自覚できるかは別の話である」


「なぜ子供達を狙う犯罪が多いかを問われれば、自覚できないロリコンが増えたからである。いや、正しく言えば誰もが持つ愛玩精神のようなものを刺激されることが多くなったのだ。元来、ロリコンは何かしらの拍子にスウィッチが入り、なってしまうのだ。自覚しようにもスウィッチが入っていなければ気づくことはなく、スウィッチが入ったことに気づかない者も多い。そこに『自覚』が介入されるのだが」
「きっかけは『誤解』である。おしゃれに気を遣って、ウン十年前に比べ大人びた子供達を、大人たちは『こちらの領域に入ってきた』と勘違いしてしまう。」